片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党前川崎市議会議員
市議会傍聴レポート(議会活動報告)

3月10日、13日の請願と陳情の審査結果

2023年3月13日

4年間の任期の最後の文教委員会なので、陳情と請願の審議が多くなります。

10日(金)

・請願第2号 小児医療費助成制度の拡充を求めることに関する請願

・陳情第160号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情

・陳情第161号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情

・陳情第173号 子どものために保育士配置基準の引き上げによる保育士増員を求める意見書の提出を求める陳情

の4つ。

きょう13日(月)

・請願第46号 学校給食費の無料化を求める請願

・陳情第164号 学校における「黙食」の緩和を求める陳情

・陳情第165号 別居家庭における児童虐待等を防止するための教育現場対策に関する陳情

・陳情第169号 市立学校で長年にわたり正規職員同様に働き続けている「非正規学校事務職員」(臨時的任用職員)の無期転換を求める陳情

の4つ。

3月10日、13日の文教委員会で審議された請願・陳情の結果

とりあえず表で態度だけまとめておきます。すべて不採択と継続(会期が終わるので「審議未了・廃案」)になりました。

(採択◎ 趣旨採択○ 継続△ 不採択×)

請願陳情 3月 文教

ちょっと補足。

陳情第173号

保育士の配置基準については、他の会派は「今は保育士の人手不足が深刻なので現場に人を増やすこと。配置基準を変えると質が下がる」というような趣旨の主張をして不採択を主張しました。

私と大庭市議は「保育士の配置基準は76年間変わっていない。これを改善しないと子どもの命を守れない、と保育士などから切実な声が寄せられている。子どもの命がかかった大事な仕事直にあまりに待遇も劣悪、という実態。配置基準も改め、待遇も改善する、その両方を進めることこそ必要」と述べて採択を主張しました。

陳情第164号

学校での「黙食」を緩和してほしい、という趣旨の陳情でした。しかし政府の通知に従って川崎市教育委員会はすでに「マスクの着用を求めないことを基本とする」としており、黙食についても「黙食の徹底」の項目を削除し「大声での会話は控える」とガイドラインを改定しています。そのためすでに陳情が求めている内容が達成されていると考えられるため(しかし採択とするとさらなる黙食の緩和=不安のある子どもにも強制することになりかねない)、趣旨採択としました。

陳情第165号

「不当に子を連れ去った親の自己都合による親子断絶が絶えない」などとして、別居している親が、学校に通っている子に対する、緊急連絡先の登録や学校行事の参加、保護者会等先生との意見公開の場への参加などができるようにしてほしい、という陳情。両親が連絡を取り合い合意すれば対応できることであり、行政による対応は必要ないことから、不採択を主張しました。

とりあえず報告まで。

片柳すすむ

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