毎月発行の「片柳すすむ市政報告」85号の記事を紹介します。
柔道着―年数回しか使わないのに4千円? 保護者の意見聞き制服・ジャージ代値下げを
小中学校の私費負担(学校徴収金)は、コロナ前の2018年度は小学6年間で約43万円、中学3年間で約41万円(図)に上ります。
片柳市議は「中学校進学時に貯金が足りず、消費者金融で借入した」親の声も紹介し、負担軽減を求めました。
さらに、中学での柔道の授業は年間20時間程度なのに4千円の柔道着代には納得がいかないとの保護者の声を紹介して質問。
教育次長は「千円余でレンタル利用している対応事例を共有する」と答えました。
次に、片柳市議は川崎市の中学校の制服代が平均約3万8千円で、全国平均の約3万2千円より割高であることを示したうえで、文科省が「保護者負担が過重にならないよう制服等の見直しを」「その際には保護者等からの意見聴取を」との通知を出していることを紹介。
海老名市では『保護者負担経費検討委員会』を開き、柔道着や彫刻刀は市が学校の備品とし、制服やジャージの価格の値下げも行ったと述べ、川崎市も保護者の意見を聞くよう求めましたが、教育次長は意見聴取の実施について明言しませんでした。
片柳市議は「物価高騰の影響も深刻。負担軽減のため取り急ぎアンケートなど意見聴取を行うよう」求めました。