片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党前川崎市議会議員
市議会傍聴レポート(議会活動報告)

富士見プールの再整備、富士見公園に大型遊具の設置を

2021年12月21日

12月17日に一般質問を行いました。きょうはその中から前回に続き「富士見公園プールと大型遊具の設置」の部分について、取り上げたいと思います。

(このブログは質問・答弁ともにメモを書き起こしたものです。正式な議事録ではありません)

質問① 富士見プールの再整備を

富士見公園再編整備基本計画案について、建設緑政局長に伺います。

まず富士見プールについてです。これまでの検討の中では「(プールの)シーズン以外での有効活用も含めて(…)再整備に向けて検討する」としてきましたが、計画案ではプールの整備はせず、イベントプールなどの活用にとどまる内容が示されました。

川崎区には元々自然豊かな海辺と川があり、誰でも水に親しめる環境がありました。それが工業化の中で奪われていった経過があるのだから、それを補完する市民プールも、市民が誰でも利用できる安価なプールの再整備を、と求めてきました。また本市の子どもの貧困にかかわる調査でも、貧困家庭の子どもから様々な体験の機会が奪われていること、その機会を保障することが子どもの自己肯定感や発達のために重要だと指摘されています。

なぜイベントプールとしたのか、イベントプールとした場合も利用料については無償かそれに近く安価にすべきと思いますが、検討の経過と検討状況について伺います。

答弁① 建設緑政局長

富士見公園再編整備についての御質問でございますが、

富士見公園は、公園本来の緑地や広場が少ないことなどが課題となっていることから、再編整備基本計画案において、エントランス広場や芝生広場など多目的に利用できるオープンスペースを整備し、開放的で緑豊かな、憩い、活動できる空間の創出を整備の基本方針としております。

この方針のもと、屋外プールについては、利用期間が短く、シーズン以外での有効活用や管理運営経費などの課題があることから、設置しないこととしたものでございます。

このため、整備したオープンスペースにおいて、夏場には親子で楽しむことができるイベントプール等を毎年開催することを、民間事業者の募集にあたっての必須提案事項とするとともに、季節やニーズに合わせた誰もが参加できるイベントを年1回以上開催することについて

も、必須提案事項としてまいります。

利用料金を含めた運営方法は民間事業者の提案によるものとなりますが、事業者選定において、事業内容と合わせて適切な料金についても、評価項目として設定してまいりたいと考えております。

質問② 安全で魅力ある大型遊具の設置を

次に公園の遊具についてです。以前の質問で今は、かなり以前に設置されたコンクリート製のものや小さな子ども向けのものでなく、子どもにとってより魅力のある、そして安全に遊べる大型遊具の設置を求めました。また、これまでの計画案の中で示されてきた「自由な子どもの遊び場となるような施設」の具体化も求めてきました。これらの検討状況を伺います。

芝生広場

答弁② 建設緑政局長

富士見公園の再編整備についての御質問でございますが、

遊具の設置につきましては、再編整備基本計画案において、芝生広場に「木のぬくもりを感じられ、ワクワク感をかきたてるような遊具」を整備するとともに、インクルーシブな遊びの広場に障害の有無に関わらず遊べる遊具」を整備してまいります。

また、自由な子供の遊び場となるような施設といたしましては、芝生のオープンスペースとともに、農と自然を体感する広場において、士面を活かしたオープンスペースを整備してまいります。

意見・要望

既にイベントプールを実施している他都市では、家族4人の利用で4500円がかかる例もあるとのことです。家庭がどんな経済状況でも利用でき、すべての子どもが夏の思い出をつくることができるようにすることは、市の果たすべき大事な仕事であり、公園はそのための場所です。無料かそれに近い利用料で楽しめるよう、配慮した取り組みを要望いたします。

また、子どもたちが自由に安全に思いっきり楽しく遊べる遊具の設置をよろしくお願いします。

片柳すすむ

ブログ新着記事

  • ブログ過去の記事

リンク

PAGE TOP