片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党前川崎市議会議員
活動レポート

東日本大震災から9年目の放射線測定 線量は当初の4割に減

2020年2月10日

川崎区内の公園で放射線測定を行いました。

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2011年の東日本大震災・福島原発事故のとき、いま8歳になった長男はちょうど連れ合いのお腹の中にいました。私も放射線がこの子に影響することにならないか、心配でなりませんでした。

その時に、協力していただける専門家の方から放射線測定器をお借りして、共産党川崎市議団が全市各地の公園を測定してまわったことが、この行動の出発点でした。
その後も、経年的に放射線測定を実施。当初は周辺に比べて線量の高い「ホットスポット」がないか調べたり、住民の皆さんからの要望カ所を測定するのが中心でしたが、線量が落ち着くにつれて「前回測定した箇所の線量がどう推移・減衰してるか」を確認することが主目的になりました。

さて、今回ですが私の担当する川崎区中央地域では、7つの公園の17カ所(おおよその箇所で高さ1mと5㎝の2回測定)を測定しました。昨年より線量が下がったのが13カ所、線量が上がったのが3カ所でした。

測定結果

2011年6月に測定した時と比較可能な13箇所の平均値を比較してみると、2011年には0.098μsv(マイクロシーベルト)だったのが、2019年には0.046μsv、今回は0.041μsvと着実に減ってきています。
福島原発事故で最も多く放出されたと言われるセシウム134と137の半減期から考えると、当初の線量から8年半で44%程度に減衰すると考えられます。そうすると0.043μsv程度まで下がることが予測されます。実際には0.041μsvと、ほぼ半減期どおりに減衰していることが分かります。

「ほぼ半減期どおりに下がっている」ということは何を意味しているか。
なにより「次なる事故を起こさなかった」ということに尽きます。福島原発事故後の様々な廃炉作業などでも現地で作業されている皆さん方の必死の奮闘に心から感謝します。 
伊方原発の全電源喪失も報道されました。2度と福島と同様の事故を起こさないためにも、一刻も早く原発をなくし、石炭火力などもやめて、再生可能エネルギー中心のエネルギー政策に切り替えなければと思います。

片柳すすむ

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