片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党前川崎市議会議員
市議会傍聴レポート(議会活動報告)

国道409号線・歩道の安全対策を【予算審査特別委員会での質問①】

2017年3月8日

3月7日、予算審査特別委員会で質問しました。質問テーマは①国道409号線の安全対策、②川崎新町駅前踏切の安全対策、③大学奨学金について、④ブラックバイト対策について、⑤定時制高校自立支援事業について、の5つです。順次報告します。この質問は、共産党市議団の「市民アンケート」に寄せられた声をもとに質問しました。

自転車用スロープなどの安全対策を

まず国道409号線の歩道の安全対策について伺います。

スライド1
市民から「関東自動車学校付近で、歩行者用の階段と自転車用のスロープが急傾斜になっていて、子どもを乗せた自転車が転倒していた。安全対策を取ってほしい」との要望が寄せられました。
現地で話を伺うと、高齢の女性から「自転車用の坂が急なため、買い物用の手押し車を抱えて階段を上り下りしている」との声も聞きました。自転車用のスロープに滑り止めの加工を行うことなどの対応ができないでしょうか。

スライド2
この歩道は車道を挟んだ向かい側も階段と自転車用スロープになっています。坂が急だから、危ないと思いながらも車道を逆走するときがある」(中年の女性)との声も伺いました。

国道409号1国道409号2
現地は自動車の通行量も多い国道で車のスピードも出やすい道です。自転車による逆走を防ぐための注意喚起を急いで行う必要があります。

国道409号5国道409号4
南側の階段上にあった自転車止めのポールは根元から折れてしまっています。北側の階段上には元々ポールがありません。そのため、どちらからも自転車に乗ったまま坂道を下りてこられる形状になっています。

スライド7
教習所の教習車も出てくる車道側から見れば、いきなり死角から自転車が飛び出してくるという危険性があります。自転車止めのポールの設置や、逆送を防ぎスロープを押すように注意喚起をするなどの安全対策を取り急ぎ行うべきですが、伺います。

答弁(建設緑政局長)

国道409 号の歩道の安全対策についての御質問でございますが、
当該箇所の歩道につきましては、車道部が鉄道と交差するアンダーパス部となっており、一部の箇所において階段があることから、自転車利用者等のため、押し歩き用のスロープを設置しております。
そのため、歩道上に注意喚起シールなどを設置し、歩行者の安全対策を図っているところでございます。
今後につきましても、適宜、補修を行うなど、安全な通行確保に取り組んでまいります。

反対側=多摩川側の歩道、木の枝や路面などの対策を

現地では「急坂が嫌だから、荷物のあるときは遠回りでも向かい側のなだらかな道を通っている」との声も聞きました。
スライド8スライド9
しかし、その多摩川側の歩道には、フェンスを越えて木の枝が生い茂っていて自転車や歩行者の通行を妨げています。また路面も痛みがひどく、歩行者・自転車ともに通りにくい状況です。安全な通行を確保できるようにすべきですが、対応を伺います。

答弁(建設緑政局長)

歩行者等の安全な通行についての御質問でございますが、
当該歩道につきましては、民有地から歩道に樹木が生い茂っている筒所があり、通行に支障のならないよう、指導を行っているところでございます。
引き続き、歩道の通行空間の確保に向けて、適宜補修するなど適正な維持管理に努めてまいります。

要望・将来的にはバリアフリー化を

 安全な通行ができるようにする、ということですので、当面ポールの設置や逆走防止などの措置を急いでお願いします。また本質的には急傾斜の階段をそのままにしておいていいのか、という問題です。事前の調査ではケーブルや埋設管、隣地の擁壁の保全などの課題があるとのことでしたが、近隣に大型マンションや商業施設などが立ち並ぶ地域であり、将来的には周囲の状況変化などの機会をとらえてバリアフリー化することが求められると思いますので、その点も要望しておきます。

片柳すすむ

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