片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

一般質問 高齢者むけ優良賃貸住宅ー家賃補助の継続を

2022年6月30日

6月28日の川崎市議会本会議で、一般質問を行いました。このブログで取り上げるのは『高齢者向け優良賃貸住宅の家賃補助の継続』です。

このほかに、(1)国保料の滞納者への催告文書の送付、(2)公契約制度への職種別最低賃金導入、(3)成人式での不起立だった来賓への対応について、(4)制服やジャージ、柔道着—保護者の私費負担軽減を、について取り上げました。

(この記事はメモに基づくもので議事録ではありません)

質問① 「高優賃」の家賃補助の状況は?

次に、高齢者向け優良賃貸住宅について伺います。

片柳DP 高齢者優良賃貸住宅1

この制度は民間の土地所有者などが建設した高齢者向けの良質な賃貸住宅を、一定期間公的賃貸住宅として活用する制度として、国と市が入居者の所得に応じて家賃補助を行うものですが、この家賃補助は管理開始から20年までで終了するとされています。そのため今後、家賃補助が終了する住宅が相次ぐことになります。まず、現在市内8カ所の高優賃の合計の戸数と、家賃補助の割合別の戸数について伺います。

答弁 まちづくり局長

高齢者向け優良賃貸住宅についての御質問でございますが、高齢者向け優良賃貸住宅の総住戸数につきましては、8住宅、 244戸で、家賃補助につきましては、補助率を入居者の所得に応じて、 35%から0%までの5つの区分に分類して助成しているところでございます。

なお、令和4年5月末時点の入居世帯数229世帯のうち211世帯が、補助率35%の最も高い区分に属しております。

質問② 高優賃への家賃補助の継続を

片柳DP 高齢者優良賃貸住宅2

この制度では、川崎区内の3カ所は世帯の所得月額12万3千円以下、その他の住宅は10万4千円以下の方は、家賃の自己負担割合が65%とされています。 答弁では全市の高優賃229戸のうち、211戸が自己負担65%の世帯だとのことです。

片柳DP 高齢者優良賃貸住宅3

家賃補助の期限が5年以内に迫っている4つの住宅では、ビバース境町と田島町が100%、宮の下が95%、日進町が89%とほぼ全てが、月額12万3千円、10万4千円以下の所得区分の世帯です。その他の4つの住宅含めた全体でも92%が、この所得で生活されています。

9月で家賃補助の期間が終了するビバース境町に一人で住むAさんは、建物自体の家賃は7万7千円ですが、家賃補助2万6900円があるため、共益費や緊急通報サービス料などを含めても、実際に支払う額は現状では5万4358円で済んでいます。しかし、家賃補助がなくなれば支払う家賃額は8万円を超えることになります。家賃補助を継続すべきと思いますが、どのような対応を行うのか、伺います。

答弁 まちづくり局長

高齢者向け優良賃貸住宅についての御質問でございますが、ビバース境町住宅につきましては、令和4年9月末で管理開始から20年が経過し、制度の適用の終了に伴い、川崎市住宅供給公社が運営・管理する一般賃貸住宅に移行いたします。

こうしたことから、入居者への対応方針について同公社と協議を行い、入居者が居住を継続する場合につきましては、事業者である同公社が独自に、従来の補助額の半分に相当する額を負担することとしたものでございます。

質問③ 他の住宅含め入居者に丁寧な説明を

ビバース境町については、従来の家賃補助の半額を川崎市住宅供給公社が負担するとのことです。

家賃補助が半額になることで充分だとは思いませんが、他の住宅含めた入居者の中には、入居時等に「20年までしか家賃補助がされない」という話を聞いているものの、家賃補助2分の1が継続されるかどうか分からないため、不安に思っている方も多いと伺っています。現在入居されている方々が、先々の展望を持てるよう、丁寧に説明すべきですが伺います。

答弁 まちづくり局長

高齢者向け優良賃貸住宅についての御質問でございますが、ビバース境町住宅における入居者への対応につきましては、令和3年2月に、入居者、連帯保証人及び身元引受人に、今後の取り扱いについて文書により周知を行い、同年8月には、入居者の状況を把握するために、個別にヒアリングを実施し、同年12月には具体的な家賃の額をお知らせするなど、丁寧な対応に努めてまいりました。

今後、他の住宅につきましても、制度の適用が終了する前の早い段階で事業者と協議し、対応方針を決定の上、入居者等に対しまして、丁寧な説明を行うなど、不安の軽減に努めてまいります。

質問④ 市はあらゆる努力で家賃補助の継続を

ビバース境町の場合は、家賃補助が終了する1年半ほど前から周知をはじめ、10カ月程前に具体的な家賃額を入居者に示したとのことでした。

ただ、家賃補助を継続すると言っても、その負担は重いのです。9月いっぱいで家賃補助期間が終了し半額の補助となるビバース境町の先ほど紹介したAさんの場合は、家賃と共益費、緊急通報サービス等を含めた総額は、9月までの5万4358円から、10月以降は6万6760円へと1万2222円、実に22.4%もの値上げが行われることになります。

片柳DP 高齢者優良賃貸住宅4

Aさんは「夫と2人暮らしのときは年金で生活できたが、国民年金が減額され、今の家賃を支払うだけで年金は使い切ってしまう。食費その他生活費は全て貯金を取り崩している」と言います。Aさんは「ビバース境町は20年経つ高齢者住宅なので、自分と同じように入居時は60代の二人暮らしだったけど、いまは夫をなくし80代の一人暮らしになった方が多い。みんな家賃が上がったらとても生活できないと言っている」と話しています。

92%の方が月12万3千円、10万4千円以下の所得で暮らされているのが現状です。

住宅供給公社は20年経過後もビバース境町については、今後2分の1の家賃補助を行うとのことですが、民間事業者の高優賃では家賃補助が継続される保障はありません。国に制度の復活や継続を求めること、川崎市が独自に支援することなど、あらゆる努力を行って家賃補助を継続し、住みやすい住宅を市民に保障すべきと思いますが、伺います。

答弁 まちづくり局長

高齢者向け優良賃貸住宅についての御質問でございますが、民間事業者が運営する住宅につきましては、今後、ビバース境町住宅の対応事例を紹介するなど、入居者の経済的負担の軽減に資する、事業者の主体的な取組を促してまいります。

また、居住を継続することが困難な入居者に対しましては、同公社が運営する「すまいの相談窓口」において、住み替えのサポートを実施するなど、丁寧な対応に努めてまいります。

意見要望 「住み替えサポート」ではなく「居住の継続」こそ

高優賃に入居されている方の9割を超える、月額所得が12万3千円・10万4千円以下の方々にとって、年金も下がる中で1万2千円の家賃値上げでも大変な負担増です。ましてや住宅供給公社による半額の補助の継続もなければ、住宅によっては3万円以上の値上げとなる場合もあります。

住み替えのサポートをすると言いますが、大半が80代の方です。住み替えサポートよりも居住の継続こそ求められています。あらゆる手立てを検討して、支援を強め家賃補助を継続することを要望します。

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