片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

学校教職員の多数が休んだ場合の、学年閉鎖等の対応ー予算審査特別委員会

2022年3月12日

3月10日、予算審査特別委員会で質問を行いました。今日はその中の【学校教職員の多数が休んだ場合の、学年閉鎖等の対応】のテーマについて、報告します。

(その他に質問した項目は「多摩川の洪水を防ぐための堤防かさ上げと浚渫を」「市立病院でのLGBTQの患者への対応について」「荷待ち車両への対策について」「ファミリーシップ制度(同性パートナーを含めた家族全体を市が公認する制度)の創設を」です)

質問と答弁は以下の通りです。

*この文章はメモに基づくもので議事録ではありません。

質問① 中学校のある学年で8クラス中5人の担任の先生が休んだ…学校と教育委員会の対応は?

次に、学校で教員の多くが休んだ場合の対応について、教育次長に伺ってまいります。

ある中学校で、コロナ陽性や感染疑い、家族の感染などで8クラスある学年のうち5人の担任の先生が休み、副担任の先生も複数が休んでいたとのことで、授業をはじめ負担が大変だったと聞いています。

教育委員会はどの程度状況を把握しているのでしょうか。学年の教員の大半が休む状況のなかで、授業はどのように対応したのか、自習などで生徒に負担をかけることがなかったのか、伺います。学校からは学年閉鎖などを行いたいなどの声は出ていなかったのか、伺います。

答弁(教育次長)

中学校での対応についての御質問でございますが、教育委員会では、各学校から各区教育担当への陽性者等の報告により、常に最新の感染状況を把握しております。

多数の教員が休まざるを得ない状況になった場合には、一定期間、午前中授業を行うことや、時間割や教科担当を一時的に変更するなどの対応をしております。また、可能な範囲で校内でのオンラインを活用した授業も取り入れているところでございます。

また、止むを得ず自習とした場合につきましては、生徒が取り組みやすい学習課題を配布するなど、工夫しながら対応しております。

学年の臨時休業の検討について学校から相談があったケースもございましたが、生徒の感染状況を考慮するとともに、保健所の意見を踏まえた上で、学びを保障するために可能な限り授業を継続してまいりましたことから、保護者から「厳しい状況の中でも、工夫して授業を実践してくれている先生方に感謝しています。」との声も寄せられているところでございます。

質問② 教職員の感染・児童生徒の感染時の「学年閉鎖」等の基準は?

次に、この学校のように、教職員が多数感染した場合などの学年閉鎖等の基準はどうなっているのか、伺います。児童生徒が感染した場合の学級閉鎖、学年閉鎖、学校全体の休業の基準についても伺います。

答弁(教育次長)

臨時休業についての御質問でございますが、児童生徒に陽性が判明した場合、学校は当該陽性者の行動履歴や接触範囲等を調査して、教育委員会に報告し、教育委員会は、必要に応じて保健所と連携して、健康観察期間として当該校の全部または一部の臨時休業を行うなど、感染拡大防止に努めているところでございます。

教職員につきましても、児童生徒と同様に、感染拡大防止を図りながら、可能な限り教育活動を継続しているところでございます。

質問③ 教育委員会はどのような判断で「授業継続」としたのか

文科省の「衛生管理マニュアル」では、学校の臨時休業の必要があるかどうかは教育委員会が検討し判断することになっていると思いますが、学年の大半の教員が休んでいる中で、どのような判断で学年閉鎖等をせずに授業を行うことを決めたのか、伺います。

答弁(教育次長)

授業の継続についての御質問でございますが、臨時休業の実施につきましては、陽性判明者の行動履歴など、様々な状況を考慮して判断しているところでございます。

多数の教員が休まざるを得ない状況となった中学校もございましたが、生徒の欠席状況、感染状況等についての保健所からの助言などに基づき、午前中授業やオンラインを活用した授業等により、教育活動を継続することが可能であると判断したため、臨時休業としなかったものでございます。

質問④ 教職員が休まざるを得ない場合の臨時休業基準をつくるべき

これまでの答弁でも明確には述べられませんでしたが、児童生徒については「同じクラスで2人以上が陽性と判定された場合に学級閉鎖を検討する」というような一定の基準があるものの、教職員の場合には、教員の何人が休んだ場合に学年閉鎖を行うのか、などの基準は明確になっていないとのことです。

学校で教員の大半が休まざるを得ない状況で、学校からも要望が出されているのに、休業せずに通常授業を続けると言うことは考えられません。教職員にも児童生徒にも過度な負担をかけることになります。

教職員が休んだ場合の臨時休業の基準を急ぎ作成すべきです。伺います。

答弁(教育次長)

臨時休業の基準についての御質問でございますが、学校における臨時休業につきましては、児童生徒及び教職員の感染拡大防止に努めるとともに、教職員の負担にも配慮しつつ、児童生徒の学びの保障も考慮しながら、個々の状況に応じて柔軟に対応していくことが重要であると考えております。

要望 「教職員の負担に配慮する」のならば、教育現場に人手を増やすべき

教職員の多数が休んだ場合の休業の基準は明確にせず、個々の状況に応じて柔軟に対応する、とのことでした。

当該の学校では、残った3人の担任のうち1人の方が、あるクラスで授業を行い、その授業を同時に他の6クラスにオンライン配信して急場をしのいだと確認しています。また自習で対応した例もあったとのことです。こういう状況で先生方が頑張っていることに、保護者から感謝の声が出るのは当然だし、私も先生方の苦労と工夫に感謝します。

教員の休み

だからと言って、7クラス=約280人もの生徒に向かって同時に授業をすることがいいことだとはとても言えません。当然質問などのやりとりや机を回っての指導などもできず、生徒にも教員にも過大な負担がかかることになります。本来、上限40人の学級で教員と生徒が相互にやり取りしながら授業を進めるのが学校教育の大原則です。急場を配信でしのいだことはあくまで緊急時の臨時の対応であり、前例として引き継がれるべきものではないと強く言いたいと思います。

「教職員の負担に配慮する」との答弁がありました。今回の大半の教員が休んだ学校での対応についてもそうですが、教職員へのPCR検査キットの配布は、様々な理由でワクチン接種ができない方に加え、この1月は希望する教職員全員を対象に行われるようになりましたが、1月・2月発注の実績で見ると、5人から10人程度が新たに希望しただけだったとのことです。利用が増えないのは、検査でもし陽性と判定されてしまったら、自分も同僚の教員も休まざるを得なくなることを懸念されてのことだと思います。

私たちは、教育現場に教員はじめ人手を増やすことを求め続けてきましたが、人手が足りない実態がPCR検査すら受けられない現場の状況という形で表れているのではないでしょうか。教職員また、児童生徒の負担とならないよう、必要な場合はためらわずに学年閉鎖などを判断すること、そうした対応ができるよう教員の増員をはじめ教育現場に人手を配置するよう強く要望して次の質問に移ります。

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