片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

学校司書ー全校配置と司書の待遇改善、専門性の向上を

2021年9月29日

9月27日の決算審査特別委員会・文教分科会で、『学校司書』にかかわって質問しました。

質問と答弁を紹介します(正式な議事録ではありません。後ほど議会から発表される議事録をご確認ください)。

①いつまでに全校配置するのか

13款1項5目 教育指導費にかかわり学校司書についてです。

学校図書館は、人生で最初のタイミングで子どもが本に出会う環境をつくり、児童の読みたい・知りたい思いにこたえる場です。また教員と連携し授業を支援し、さらには子どもの居場所の役割も果たしています。それらの役割から見ても各学校に常に司書がいることは重要です。

昨年度までは学校司書を新たに配置する小学校数は7校でしたが、今年度は14校に増やしています。従来の7校だった理由と、14校に増やした理由について伺います。現在小学校の約半分の56校まで進みましたが、全校配置はいつまでに完了させるのか伺います。

答弁①

学校司書の配置についての御質問でございますが、平成27年度に学校司書配置モデル事業として各区小学校1校ずつ、計7校の配置で始まり、毎年7校ずつ拡充してまいりました。

学校司書の配置につきましては、関係局とも協議し、かわさき教育プラン第2期実施計画に位置付けたとおり、今年度は、各区2校ずつ、計14校に配置したところでございます。

現在、 56校の小学校に学校司書を配置しておりますが、全小学校への配置につきましては、川崎市総合計画並びにかわさき教育プラン第3期実施計画の策定作業の中で、関係局とも協議しながら検討してまいります。

②市内の劇団など文化団体と協力し、こどもが文化に触れる取り組みを

早急に全学校に配置するよう要望いたします。

次に、昨年度、フロンターレと人形劇団ひとみ座による読み聞かせを行ったとのことですが、参加した児童生徒数と、児童と教職員などの感想について伺います。市内で活動する様々な劇団をはじめ文化団体などに協力をお願いして、高い水準の文化に子どもが触れることのできる取り組みを検討できないか、伺います。

答弁②

読み聞かせについての御質問でございますが、昨年度も「川崎フロンターレと本を読もう!」事業として、川崎フロンターレと人形劇団ひとみ座による読み聞かせを市内3校の小学校で実施し、参加児童数は合計209名でした。

参加した児童や教職員からは、「図書館に足を運ぶきっかけになった」、「児童の読書意欲がより高まった」、「コロナの影響で、学校行事が中止されている中、実施していただき、児童もとても喜んでいた」などの感想が寄せられております。

学校での読み聞かせ活動につきましては、教員や図書ボランティア、図書委員の児童などにより日常的に行われておりますが、今後も子どもたちが本の世界への関心を高め、読書意欲の向上につながるよう、市内の様々な活動団体との連携に努めてまいります。

③学校司書の賃金引上げ等待遇改善を

フロンターレとひとみ座の取り組みも重要です。
また、読み聞かせという点では、市内に様々な劇団などもあります。子どもにとっては良質な文化にふれる機会をつくることになり、市内の劇団などの皆さんにとってはコロナ禍で失われている文化を提供する機会をつくることになります。ぜひ、地域の文化団体等との連携を進めていただくよう要望します。

次に、学校司書の位置づけは、必ずしも司書資格を持つ方でなくても良く、時給1060円相当の報償費で、年150回・1回あたり上限3時間の勤務とされています。

雇用契約ではないという位置づけですが、業務中のケガの場合や雇用保険の対応はどうなっているのか、伺います。来年度、作業報酬下限額は時間額1086円となりますが、対応を伺います。学校図書館が児童生徒に果たす役割の重要性から考えて、司書の有資格者を常勤で置くようにするよう検討すべきですが、伺います。

公契約ー学校司書

答弁③

学校司書についての御質問でございますが、業務中の万がーの歴我等の対応につきましては、公費負担で傷害保険・賠償責任保険に加入しております。

また、役務の提供に対して謝礼金を支払う形態でありますことから、雇用保険には加入しておりません。

報償費につきましては、今年度、これまでの1時間につき1000円から1060円に引き上げておりますが、引き続き、他都市の動向等を勘案しながら検討してまいります。

また、学校司書に対しましては、年4回の学校司書研修会を開催するとともに、有資格者の総括学校司書が、巡回訪問の際に、学校司書と情報共有の時間を持ち、定期的に支援を行うことで資質の向上を図っておりますので、引き続き、資格の有無に関わらず、全小学校への配置に取り組んでまいりたいと考えております。

意見・要望 勤務条件や専門性の引き上げを

報償費を作業報酬下限額にあわせて引き上げることについて「他都市の動向を勘案する」と明確な答えではありませんでした。国が学校司書の配置を位置づける中で多くの自治体が、雇用契約で学校司書を配置しています。そうなれば当然最低賃金が上がれば司書の給与も上がりますが、本市は雇用契約ではなく報償費なので他の自治体よりも低い水準になります。

子どもにとって、人生で最初に本と本格的に出会う場になる学校図書館・学校司書の対価が最低賃金以下でいいのか、もちろん現場で学校司書の皆さんは頑張って頂いていますが、雇用契約にして、雇用保険にも入れるように改めるのは当然です。また専門性を担保できるよう、司書の有資格者の配置をすすめられるようにすべきです。以上要望します。

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