片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

定員を大きく上回る保護の状況ー一時保護所の体制強化を

2021年9月26日

9月22日の決算審査特別委員会・文教分科会で、一時保護所の体制強化について質問しました。

質問と答弁を紹介します(正式な議事録ではありません。後ほど議会から発表される議事録をご確認ください)。

①一時保護した児童数が最大だった時の状況は

4款2項4目こども施設運営費、一時保護所運営事業について伺います。

一時保護所は定員40名のこども家庭センターと定員20名の中部児童相談所の2カ所がありますが、昨年度、一時保護児童数が最大だった日はいつか、その日はそれぞれの保護所が何人の児童を保護したのか、伺います。

答弁①

一時保護所についての御質問でございますが、令和2年度における一時保護児童数が最大の日は、10月12日でございまして、こども家庭センターで65人、中部児童相談所で29人を保護していたところでございます。

②居室の定員を超えて保護したのは何室か

定員を大きく上回る合計94人を保護したとのことです。

従来、こどもの居室として使用している部屋がこども家庭センターでは22室、中部児相では11室あると伺っていますが、そのうち従来の定員を超えて保護したのは何室ずつあったのか、伺います。

答弁②

一時保護所についての御質問でございますが、10月12日において、定員を超えていた居室数につきましては、こども家庭センター、中部児童相談所ともに4室でございます。

③本来違う用途の部屋を転用ーどんな状況か

その他にも、従来は居室としていなかった部屋も児童の居室として利用せざるを得なかったと伺っていますが、どのような用途の部屋を転用したのか、保護所ごとの状況を伺います。こども家庭センターの居室のうち3室もすでにほかの用途から転用していると伺いましたが、従来の部屋の用途も合わせて伺います。

答弁③

一時保護所についての御質問でございますが、居室以外の用途の部屋の利用についてでございますが、こども家庭センターでは、静養室、多目的室、リビング、学習室、家族支援室を、中部児童相談所では、静養室、プレイルーム、会議室を一時的に利用したところでございます。

また、こども家庭センターにおいては、恒常的な定員超過に対応するため、面談室や会議室、職員休憩室を、居室として使用しているところでございます。

④定員拡大のスケジュールとその他の対応は

学習室や家族支援室など、また静養室も居室として転用したとのことです。

限られた保護所の部屋やスペースを活用して、何とかこどもの個々の状況に応じた対応ができるように尽力されている児相・保護所の皆さんに心から敬意と感謝を申し上げます。

厚労省の児童相談所運営指針では、「特に、虐待や非行などにより一時保護が必要な子どもについては、基本的には心理的に深い傷を受けている中・重度な状態にある子どもの場合が多く、個別的なケアが必要であり、その子どもに対して適切に対応できる静養室や個室などを設けることが必要である」としています。本来は静養室や個室などは、心身に傷を負ったこどもの個別的なケアのために確保しておくことが必要だと思います。

今後予定されている改築などによる保護所の定員拡大のスケジュールについて伺います。また、そのスケジュール以外にもあらゆる手立てをとって施設整備や体制強化をはかり、より安定した環境で保護できるようにすることが必要だと思いますが、伺います。

答弁④

一時保護所の整備についての御質問でございますが、現在、中部児童相談所の一時保護所改築整備を進めているところでございまして、建て替え期間中における仮設一時保護所につきましては、令和4年度の供用開始に向けて定員を現行の20人から10人増員し、30人の受入れができるよう整備を進めているとこでございます。

また、令和7年度の供用開始を目指している新保護所につきましては、定員60人の施設を整備し、こども家庭センターの40人と合わせて、全市で100人を受け入れられる計画としているところでございます。

一時保護の第一の目的は、子どもの生命の安全を確保することであり、定員を超えた受け入れが恒常化した現状がございますが、できる限り個別的な対応ができるよう適切な養育環境の確保に努めてまいります。

意見要望 あらゆる可能性組み尽くし対応を

2025年度以降は定員100人の体制をとることができるとのことです。

また当面は来年度、仮設の一時保護所の運用が始まれば、定員を10人増やせるということです。現在、定員20人で運用されている中部児相の建物も、解体するまでの期間は利用できる余地があると思います。保護されているお子さん方が生命の安全を確保し、心身の傷から回復して健やかな発達ができるよう、あらゆる可能性を汲み尽くして取り組んでいただくよう要望して、質問を終わります。

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