片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
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【一般質問】「ハウジングファースト」はじめホームレスの方が希望を持てる支援の強化を

2021年6月24日

6月21日に行った一般質問の報告の続きです。
質問テーマは<①休日診療所と市・区役所のトイレの非常時での対応について、②市立学校の校則のあり方について、③学校での1人1台の端末のあり方について、④ホームレス支援について、⑤大師支所・田島支所での生活保護申請について>でした。
今回は、④ホームレス支援について を報告します。

*正式な議事録ではありません。正確なものは議会からの発表後にご確認ください。

質問① ホームレス自立支援センターの個室化、空調設置を

昨年の6月議会でのホームレス支援の質問の際、ネットカフェなどから自立支援センターに来る人が多いこと、路上生活の方の多くが過去に自立支援センターを利用したことがあり「他の人となじめなかった」「人間関係で嫌な思いをした」などのことから、現在も利用を敬遠する方が多いことを指摘しました。また新型コロナ拡大防止の点からも、センターの居室の個室化を求め、「検討したい」と答弁されていました。

 その後の自立支援センターの個室化の検討状況について伺います。中には、フロア全体の空調はあるものの居室には空調がなく、利用者が暑さを訴えられている施設もあります。コロナの状況からも早急な空調の設置が求められますが、伺います。

3 ホームレス

答弁 健康福祉局長

自立支援センターについての御質問でございますが、
はじめに、自立支援センターについては、建物の構造や稼働率の高さから、多床室を個室化することは難しい状況ですが、入所者の中で夜間就労している方、他者とのコミュニケーションに課題がある方などが利用する場合に、個室は有効であると認識しているところでございます。
また、新型コロナウイルス感染症の影響等の状況を踏まえ、自立支援センターへの入所を希望するすべての方を受け入れる体制を整備するため、今年度、民間アパート8部屋を新たに借り上げ、既存の自立支援センターの分館として、個室の拡充を図っております。
次に、空調設備をすべての居室に整備することにつきましては建物の構造上難しいことから、共用部の空調設備を充実するなど、住環境の改善を図っているところでございます。

質問② 「訪問型自立支援住宅」(ハウジングファースト)モデル事業の結果は?

 ホームレス生活から抜け出してアパート生活に進もうとすると、必ず自立支援センターを経由しなければならない、という問題がありました。そこで、まずアパートなどへの入居を行い、同時に丁寧に自立をサポートする「訪問型自立支援住宅」のモデル事業を昨年度行ったとのことですが、その結果と課題について伺います。

答弁 健康福祉局長

訪問型自立支援住宅事業についての御質問でございますが、
はじめに、事業の実績につきましては、昨年9月から試験運用を行い、自立支援センターへの入所を望まず、長期に野宿生活をされていた方1名が利用し、アパートでの自立につながったところでございます。
試験運用の結果、長期に路上等で起居する方が、野宿生活を脱却し、アパートでの生活を始めることを決断するまでには一定の時間を要すること、また、野宿生活から安定した居宅生活に至るまでの期間は、通常3力月程度であるものの、本ケースのように住民票の設定等諸手続きに約5力月を要し、想定より時間がかかる場合もあることが判明するなど、本事業において利用する住宅の運用が難しいことを課題として認識したところでございます。

質問③ 「ハウジングファースト型」の対象拡大を

 路上生活をされていた方には様々な事情があるわけですから、同じように時間がかからざるを得ないケースも考えられます。その点からも借り上げるアパート数を増やし、ハウジングファースト型の支援の対象人数を増やして、希望する方がこの仕組みを利用できるようにすべきですが伺います。

答弁 健康福祉局長

訪問型自立支援住宅事業についての御質問でございますが、
本事業は、長期に路上等で起居する、施設等における集団生活に対して拒否感が強い方の支援にあたって、有効であると考えているところでございます。
そのため、対象と見込まれる市内のホームレスに対して事業の周知を行ったところ、好意的な感想をいただいたものの、利用の意向を確認したところ、「しばらくは今の生活を継続したい」「より高齢な人を優先して欲しい」など利用をためらう御意見がございました。
事業の拡充につきましては、引き続き対象となる方の利用に向けた意向を把握するとともに、利用状況等を踏まえ、関係部局等と調整の上、検討してまいりたいと存じます。

意見・要望 ホームレスの方々にとって「希望ある未来」が見える支援強化こそ必要

 この間出された「資源物の持ち去りへの対応指針」を見ると、ホームレスの方々への自立支援については「従来の事業を活用する」と述べるに留まっています。

しかし、ホームレスの方々の実態からすれば、生活を支えるサポートを受けられるようにすること、自立支援センターの個室化や空調設置をすすめること、ハウジングファーストの取り組みをすすめることなど、路上生活を抜け出した先に、まずは支援があり安定した生活を送っていけるという希望ある未来が見えることが何より最優先で必要です。何より先に、これらの支援策を強めることを要望します。

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