片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

【一般質問】学校の「1人1台端末」―子どもの健康への配慮、学校現場の判断の尊重を

2021年6月23日

6月21日、本会議で一般質問を行いました。質問テーマは<①休日診療所と市・区役所のトイレの非常時での対応について、②市立学校の校則のあり方について、③学校での1人1台の端末のあり方について、④ホームレス支援について、⑤大師支所・田島支所での生活保護申請について>です。
今回は【③学校での1人1台の端末のあり方について】の報告をします。

*正式な議事録ではありません。正確なものは議会からの発表後にご確認ください。

質問① 児童の発達段階に合わせた端末の利用を

小学校でローマ字を習うのは小学3年生です。小学校1・2年生は鉛筆で紙に字を書く感触や筆圧などを体感することなどが、まず大事な時期だと言われています。一方で学校では、「寿司打」などタイピングソフトを使用したタイピングの練習を、小学2年生などでも行っているところもあるとのことです。また音声入力や手書き入力での端末利用も行われています。
GIGA端末の利用は、児童の発達段階をふまえて丁寧に行うべきと考えますが、伺います。

答弁 教育次長

児童の発達段階を踏まえた指導についての御質問でございますが、
GIGA端末を学習の中で効果的に活用するためには、いろいろな学びや遊びの中で様々な体験を通して、 GIGA端末に触れながらスキルを高めていく、段階的な指導が必要でございます。
ローマ字の学習につきましては、小学3年生に位置づけられており、これまでも習熟の度合いに応じて、 ICT機器を活用して、入力の練習をしてまいりました。
GIGA端末を導入したことにより、子どもたち一人ひとりがそれぞれの力に応じて入力の練習ができるようになると考えております。
低学年においては、キーボードに親しむことを目的として、タイピングサイトを使用する場合もありますが、入力の方法は、手書きや音声入力などもございますので、児童の発達の段階や実態に応じた方法を利用しているところでございます。
今後につきましても、学年や発達の段階に応じて、鉛筆の使い方や姿勢等、基本的な学びを大切にして、丁寧に指導してまいります。

質問② 端末利用で「集中しすぎて次の授業疲れてしまう」…利用の上限の目安を

(市教委作成の)『はじめよう かわさきGIGAスクール構想』の冊子には「30分に1度目を休ませる」「姿勢・明るさに注意し、同じ姿勢を取らないようにする」などの注意事項が記載されています。教育現場からは「端末を使った授業を1時間やると、子どもが集中しすぎてしまい、次の時間に疲れてしまう」などの指摘がされています。GIGA端末の利用が子どもの健康へ与える影響についてどう考えているのか、伺います。また、児童の体力や目や脳に与える負担を軽減する観点で、例えば「1日あたり1時間まで」などの端末利用の目安を持つことは有効だと思いますが伺います。

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答弁 教育次長

健康への配慮についての御質問でございますが、
「かわさきGIGAスクール構想教職員向けハンドブック」や保護者向けり一フレットに、 GIGA端末を使用する際の、教室や画面の明るさ、適切な姿勢、ときどき目を休ませること、就寝前に利用しないことなどの注意点を示しており、児童生徒の健康面に配慮しながら、GIGA端末の活用を進めるよう周知しているところでございます。
また、 GIGA端末を使用する時間数につきましてはハンドブックにおいて、小学校では「授業で1日1回端末を使ってみる」、中学校では「各教科1単元で2割、端末を使ってみる」などの目安を示すとともに、児童生徒の健康面に配慮し、 GIGA端末を使った学習活動が長くならないような学習展開の工夫や、長時間連続して使用しないよう周知しております。
今後につきましても、各学校において、児童生徒から体調の変化等の相談を受けた場合には、当該児童生徒の状況に応じ、個別に配慮するなどの丁寧な対応に努めてまいります。

質問③ 端末内のデジタルドリルー使用するかどうかは学校現場の判断尊重を

端末に組み込まれているベネッセ社のソフト「ミライシード」の中に「ドリルパーク」というデジタルドリル教材があります。この利用について、学校の中には「あまり効果的ではないからうちの学校では使わないようにしたい」との意見があると聞いています。このように、学校現場で教材の仕様や端末の利用のあり方などについて一定の判断があった場合に、その判断は尊重されるのか伺います。

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答弁 教育次長

授業支援アプリケーションの活用についての御質問でございますが、
「ドリルパーク」は、 GIGA端末上で取り組むことができるデジタルドリルでございまして、基礎基本の定着から応用問題まで、自動採点などデジタルの特性で効率よく学習を進め、学習意欲を促すよう工夫されたアプリケーションでございます。
各学校では、児童生徒の実態に応じて活用されているところでございますので、今後も適切に活用されるよう周知や支援に取り組んでまいります。

意見・要望 「端末の活用ありき」とならないよう、現場の意思尊重を

答弁であったように、発達段階に応じた端末の利用を行うこと、健康面に配慮すること、学校での児童生徒の実態に応じて活用すること、を要望します。くれぐれも「端末の活用ありき」とならないよう、学校や現場の意思を尊重した取り組みをお願いします。

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