片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

決算特別委ー性自認・性的指向に悩む人たちの交流、居場所づくりを

2020年9月23日

川崎市議会は市の税金の使い方をチェックする「決算審査特別委員会」を各常任委員会が担当する局ごとの分科会方式で行っています。

9月18日の文教分科会(市民文化局の部分)について、質問と答弁を報告します。

質問① ピープルデザインシネマの開催状況

通告通り一問一答で、人権男女共同参画費について伺います。
市が主催している「ピープルデザインシネマ」についてです。2017年度以降、性自認や性的指向にかかわる当事者と支援者の情報交流などを目的とした「情報共有ルーム」もあわせて開催されるようになりましたが、この3年間の映画上映会と情報共有ルームの参加人数、また、これらの決算額について伺います。

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(写真は2019年1月の「ピープルデザインシネマ」の様子)

答弁 人権男女共同参画室担当課長

はじめに、平成30年1月に開催いたしました「ピープルデザインシネマ2018」の「映画上映会」の参加者数は180人、「情報共有ルーム」の参加者数は30人、その決算額は約65万6千円となっております。
次に、平成31年1月に開催いたしました「ピープルデザインシネマ2019」の「映画上映会」の参加者数は190人、「情報共有ルーム」の参加者数は25人、その決算額は約72万1千円となっております。
次に、令和2年1月に開催いたしました「ピープルデザインシネマ2020」の「映画上映会」の参加者数は170人、「情報共有ルーム」の参加者数は35人、その決算額は約74万5千円となっております。

質問② 時間帯の変更、市内2カ所での開催について

例年ほぼ満員で、情報共有ルームにも会場いっぱい近い参加があるとのことです。
この映画上映会と情報共有ルームについてですが、昨年度は18時からの開始で終了が夜7時半、その後の情報共有ルームに参加してから帰ると夜9時過ぎになってしまう、などということになります。本来なら中学生や高校生などにも参加してもらい、同じように性的指向や性自認に悩む先輩たちがいること、支援する人や団体があることなどにもっとも触れてほしいわけですが、この時間設定は中学生・高校生などにとっては参加のハードルが高くなってしまいます。
今後、これらの世代が参加しやすいような時間設定とするよう検討すべきですが、伺います。
また「会場が近くだと知ってる人に見られてしまうことが不安」など当事者の思いも示しながら、同様の取り組みをチネチッタに加えて川崎北部でも行うよう求めてきました。あわせて検討状況を伺います。

答弁② 人権男女共同参画室担当課長

「映画上映会」及び「情報共有ルーム」についての御質問でございますが、これらの取組につきましては、性的マイノリティに対する理解を深め、相互に尊重し合える機会の確保に繋がりますことから、大変重要なものと認識しており、その開催に当たりましては、関係団体等からの御意見も参考にしながら、より参加しやすい時間の設定など、引き続き、検討してまいりたいと考えております。

質問③ SOGI当事者の居場所づくりについて

中高生などより若い世代でもっとも深く悩む時期の人たちが参加できるようにしていただきたいと思います。

これまでも当事者の交流の場を年代ごと、性自認や性的指向のタイプごとに行うなど他都市の事例も示しながら、本市も情報共有しエンパワーメントできる月に1回程度の居場所づくりの取り組みを行うように求めてきました。検討状況を伺います。

答弁③ 人権男女共同参画室担当課長

SOGI当事者の居場所づくりについての御質問でございますが、「情報共有ルーム」につきましては、「映画上映会」と合わせて取り組むことにより、参加者が来訪しやすくなるものと考えているところでございます。これらの取組につきましては、性的マイノリティに対する理解を深め、相互に尊重し合える機会の確保に繋がりますことから、関係団体等からの御意見も参考にしながら、より効果的な場となるよう、引き続き、検討してまいりたいと考えております。

意見

先ほどの答弁も含めて、「検討する」という答えが続いています。「年一回」の情報共有ルームだけでは、一定の気づきやヒントが得られるだけです。他の予定と重なったり、川崎駅前チネチッタに行きづらいという事情などがあれば、参加できる機会は1年後、ということになってしまいます。

継続的に学んだり交流したりする中でこそ「自分の性自認はおかしくないんだ」「同じ性的指向の仲間や先輩がいるんだ」と自己肯定感が得られたり、同じ性自認や性的指向の先輩たちが働き、生活し、また同性パートナーなどと一緒に生きて行く姿を見たり学んだりする中で「ロールモデル」として、自らの将来像を描くことができるようになるのではないでしょうか。

北部での映画上映会と交流会の開催、当事者を中心とした居場所の取り組みの実施を要望します。

例年、映画上映会と交流会の取り組みは1月に行われていますが、来年1月はまさに新型コロナやインフルエンザの影響がもっとも大きく予想される時期になります。参加者アンケートでも「満足」が96%、「今後も行うべき」が93%など、参加者にも待ち望まれている取り組みです。万全の感染症対策をした上で開催する可能性を最大限探ってほしいと思います。「情報共有ルーム」についても、例年よりも広い会場を確保することなどをはじめ、年に1度しか準備していない貴重な機会を失わせることがないよう、開催していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。質問を終わります。

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