片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党前川崎市議会議員
活動レポート

東日本大震災・原発事故から8年目の放射線測定@川崎市

2019年2月20日

今年も恒例の放射線測定の時期になりました。日本共産党川崎市議団では、毎年2月頃に全市の公園で放射線測定を行っています。福島原発事故の起きた2011年の6月からこの行動をはじめて継続しているものです。
私が共産党県委員会から市議団事務局に来て、最初の仕事がこの放射線測定でした。

この時は0.1マイクロシーベルトを超える場所も各地に散見されましたが、いまは落ち着いてきたことが数字を並べてみるとよくわかります。全市のほぼ同じ公園でデータを取りつづけているので、経年変化がよくわかります。同じ場所を比較してみると、ほぼセシウムの半減期どおりに放射線量が減衰していることもわかりました。

さて、今年の川崎区(中央地域)の放射線量です。

測定結果2019

(PDF版はこちら→

この画像右側の、黄色くマークしたところが【昨年より線量が下がった】ところ、赤くマークしたのは昨年より線量が上がった】ところです。

・上がったところ    1カ所
・下がったところ 11カ所

でした。

セシウム134・137の半減期から考えると、最初に測定した2011年6月23日から今日までの2799日で、元の45.8%程度になると考えられます。

詳細な分析はこの後の「原発ゼロへのカウントダウン」(川崎市の原発ゼロ集会)へのブース出展の際に発表する?と思いますが、ざっくり見ていると、やはりほぼ半減期どおりに下がっているという印象です。

いつもこの時期に思うのは、「半減期どおりに下がっている」というのは並大抵なことではない、ということです。
何より、あれだけの原発事故を起こした後の処理の過程で、放射性物質が大量に飛散するような事故が起こらなかったこと。現場で働く皆さんの奮闘にあらためて感謝します。
もうひとつは、再稼動を基本的に許してこなかったことです。

こうしたことに思いをはせ、川崎からも原発ゼロの声をあげていきたいと思います。

KIMG4401

放射線測定の様子です。
8年前はこうして測定器を持って歩いていると、次々「どのくらいの線量ですか?」と聞かれたものですが、きょうは公園にいるお母さん・お父さんたちもほぼスルーでした。
これはこれでいいことなんだよな、と思います。

片柳すすむ

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