片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
活動レポート 議会活動報告

市議会全議員対象の「議員研修会」で、上川あや世田谷区議の話を聞きました

2018年5月28日

きょうは全川崎市議会議員を対象にした「議員研修会」がありました。講演していただいたのは上川あや世田谷区議会議員でした。ツイッターで今日の講演にむけて入念に準備されていたことを拝見していました。昨日は3時間睡眠だったとか…。

冒頭、松原議長(自民党)が「法政二校の70周年記念の会のシンポジウムで、上川先生が壇上にいらした。他の登壇者がいずれも法政二校卒業生なので、最初は『なぜ女性の方がいるのだろう?』と思った。お話を伺って大変勉強になり、また衝撃を受けた。きょうはぜひ議員の皆様にも話を聞いていただきたい」という趣旨のあいさつをされました。議長の率直な発言に好感を持ちました。

さて、上川さんのお話しで印象的だったことを資料とともに書きたいと思います。半ば私のメモのようなものですが、ご容赦ください。

(1)母子手帳の『出生届』の欄は「男・女」だが、医療機関が記入する『出産時の児の状態』の欄には「男・女・不明という項目もある、とのこと。初めて知りました。

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(2)実際に図にあるように、2千人に1人は「外見上の性器が男か女かあいまいなケースがある」といわれています。

私も「男性の染色体はXY」とだけ覚えこんでいたのですが、上川さんの話では「XXXY」「XXY」「X」「XXYY」など染色体のパターンもさまざま。その上、①睾丸を機能させる遺伝子が働くか否か、②男性ホルモンを出せるかどうか、③それを受容するレセプターが働くかどうか、など典型的な「男性」が形成されるためにはさまざまなハードルがあるということもはじめて知りました。
つまり、体の性のあり方も十人十色ということ。

また、出生届の時点(生後2週間)で「男か女か」を決めさせるというのは大変なことだと知りました。「卵巣も精巣もどちらもある」ということもありうるが、2週間後の出生届のため、外科的に女性の体に合わせるということも行われざるを得ないケースがあるとのこと。でも思春期を迎え、本人の性の自認がどうなるかはそのときには知る由もない…うむむ、と考えさせられました。

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(3)アメリカでは「5%」(大統領選挙の出口調査)、イギリスでは「6%」が同性愛だという調査結果(トランスジェンダーも含めた「LGBT」だとさらに増えるということでしょうか)。日本でも1994年に13歳から24歳を対象にした調査で「同姓に惹かれたことがある」20%、「性的な興奮を感じで身体を触れ合ったりしたことがある」10%、という結果が。これもまた知りませんでした。

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(4)婚姻を基本的人権ととらえ、同性婚を認める国は26カ国に。G7では日本以外のすべて。「蚊帳の外」…。

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各先進国の首脳は次々と性的指向をオープンにしています。

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(5)一番重く受け止めざるを得なかったのが、ゲイ・バイセクシャル男性の「ライフイベント平均年齢」の表でした。

「平均」で、16歳で「自殺をはじめて考えた」。18歳で「自殺未遂(初回)」。20歳で「性的指向を主な理由とした自殺未遂」。これが「平均」で出ているということに衝撃を覚えました。
上川さんは「この質問に回答できるのは、自殺しなかった『サバイバー』だけです」と言っていたことで、さらにハッと気づかされました。

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(6)世田谷区の取り組み。以前に世田谷区に伺って、担当者の方や元校長先生に詳しく話を聞かせていただいたこともありました。性別記載欄のなかで不要だったものは6割に。児童に学校で配布する「相談カード」には「性のなやみ」「ヒミツをまもります」と明記。こういう取り組みは本当に重要だと感じます。

上川さんが(時折声を詰まらせながら)繰り返されていた「私たちの存在がなかったことにされている」という感覚。そうではなく、行政が「性のあり方は十人十色なんだよ」「同性を好きになってもいいんだよ」「あなたのことを理解する大人がいるから相談していいよ」というメッセージを発することが何より大事だと思いました。

6月議会で大いに取り上げていきたいと思います。

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