川崎市で次の大型開発にむけた計画が進められようとしています。新年度予算で「川崎アプローチ線等の臨海部の新たな基幹的交通軸整備の具体化に向けた取り組みなどを進める」とされています。
川崎アプローチ線とは、尻手~浜川崎間の南武支線(浜川崎線)を、川崎駅乗り入れにする計画で(図参照)、そのために、JR川崎駅から国道15号線までの旧貨物線跡地に再度線路を設置する必要がありますが、そこにはすでにふれあいプラザや市営住宅もあり、30軒以上の民家や店舗があります。
日本共産党は代表質問で、国の審議会も「収支採算性に課題がある」と答申していると延べ「採算の取れない赤字路線を300億円(総事業費試算)もかけて進めるべきではない」と質問しました。
臨海部国際戦略本部長は「適切な対応を図る」と、民家などの立ち退きも辞さない趣旨の答えでした。また「臨海部に働く方々からもご意見をいただいている」と、臨海部の大企業の要望に応える形で具体化していることを認めました。