片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
活動レポート

「レインボーなは宣言」を機に、LGBT施策が前進(沖縄・那覇市)

2018年1月24日

那覇市と沖縄県を視察してきました。

那覇市ではLGBTs施策、沖縄県では子どもの貧困対策と港湾施策について学んできました。
那覇市の平和交流男女企画課のみなさんからお話を伺いました。私たちも視察した大阪市淀川区と同様に、職員人権研修、正しい情報の発信、当事者への支援、相談を行っているとのことでした。

●レインボーなは宣言

なにより注目したのが、性的マイノリティに関する問題を人権問題ととらえた「性の多様性を尊重する都市・なは」宣言(通称:レインボーなは宣言)を発表したことです。宣言をしたことで各部署の意識も変わってきているとのことでした。
具体的には、以下のような取り組みをしています。

●レインボー交流会

「ゲイコミュニティは若い人が中心で行きづらい。年齢に関係なく集まれる場所がほしい」という3~40代の当事者の声にこたえて「レインボー交流会」というLGBT当事者の集まる場をつくっています。当初は市が主催(月2回程度)していましたが、現在は「交流会」の参加者がつくった市民団体「にじいろオハナ!」が主催して毎月開催しています(月1回・より多くの人が参加できるように「平日の夜」「土曜の昼」など様々な日程で開催)。

●相談窓口

女性向けの相談窓口「ダイヤルうない(「姉妹」という意味の沖縄方言)」で以前からセクシュアリティに関する電話相談も受けていたが、「専門の窓口ではないが性別に関わらず、ありのままで一歩一歩前に進むためには何ができるか一緒に考えるのでご相談ください」と政の多様性に関する相談についても明示しています。

●市民への啓発

「なは市民の友」(市の広報紙)をはじめ、「レインボーなは通信!」、小冊子那覇市などで啓発しています。
見させていただきましたが、言葉の選び方や表現も正確かつ丁寧で素晴らしい内容でした。「よい冊子なので授業で使いたい」と学校の先生からの問い合わせもあったそうです。

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詳しくはこちらのページへ↓
http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/heiwadanjyo/center/rainbownahadeclaration20150715.html#section5

●パートナーシップ登録制度

2016年7月8日に「那覇市パートナーシップ登録」制度がスタート。戸籍上の性別が同一の2人の申請に基づき、市長が認めた場合に「登録証明書」を交付するものです。これまでに18組がパートナー登録しています。
注目したのは市営住宅への入居にかかわり「親族要件」に「パートナーシップ登録証」の交付を受けたものも含めたこと。これは当事者からも「私たちの存在が認められた」と好評だそうです(まだ問い合わせ・申請者はいないそうですが)。

また不動産に関しては、「宣言」をしたときに宅建協会にも協力要請をしたとのことでした。不動産店レベルでは、「同性カップルだから」ということで拒否することはないとのことですが、「大家さんの側に抵抗感がある場合はある」とのことでした。

「宣言」を契機に意欲的な取組みが始まっているのが印象でした。

●パームロイヤルホテルの取組み

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(左:朝食会場でもあるレストランで話を伺いました 右:フロントには「レインボーシーサー」が。)

宿泊したパームロイヤルホテルの高倉直久総支配人にも話を伺いました。高倉さんは「ピンクドット沖縄」(性的マイノリティの方々が生きやすい社会をつくるためのイベント)の成功にも尽力されています。
社会的貢献をすることとともに、それが利益にもつながる、という企業人としての話がさすがでした。LGBTに配慮した取組みをはじめた1社の影響で、同業他社も次々に同様のサービスに取り組んでいる(携帯の家族割など)事例も紹介していただきました。
就職の面接でも「LGBTに取り組んでいるので希望しました」という有能な方が受けに来られているとか。

市民と行政が力をあわせてさらに市民の関心を広げれば、こうした「LGBTフレンドリー企業」も広げることになります。川崎でも引き続き取り組みます。

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