片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
議会活動報告

中学校給食ー児童生徒の安全を確保し、多忙な教員の負担を増やさない対応を

2016年10月2日

9月29日、決算審査特別委員会(文教分科会)で教育委員会に質問しました。中学校給食についてとりあげた部分です。

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(写真は去年に市民団体からの陳情を受け取った際のものです)

質問1 中学校給食の配送計画の変更について

13款7項2目学校給食費に関連して、中学校給食についてうかがいます。
まず配送計画についてです。昨年10月の総務委員会で、南部給食センターからの配送計画について、当初の配送計画では要求水準を満たさない可能性があると指摘しましたが、その後配送計画が変更されました。
教育委員会で独自に実地のテスト走行なども行ったとのことですが、現在までに、どのように検討が行われて計画が変更されてきたのか、伺います。

答弁1

学校給食センター整備等事業に係る配送計画についての御質問でございますが、
学校給食センターと各中学校間の配送計画につきましては、昨年W月の総務委員会におきまして、事業者提案に基づく配送計画の当初案をお示しし、その後、配送経路等のさらなる検証と見直しを行い、昨年H月の総務委員会におきまして、配送計画の修正案をお示ししたところでございます。
現在の計画案では、配送時間は、最大でも約60分と想定しているところでございますが、各配送経路につきましては、市職員による試走を実施し、より効率的な経路となるよう、検証を進めているところでございます。
また、平成29年4月には、給食時間を含めた各中学校の時程が決定されますので、各学校給食センターの開業準備期間中に、実際に走行する配送車による実地走行を行い、各中学校の時程に合わせた配送計画となるよう調整を図った上で、最終的な配送計画を決定してまいります。

意見 事業者よりも子どもの安全最優先で

変更自体は重要と考えます。昨年10月の総務委員会で、この配送計画の問題を指摘した際に、当初は「事業者との関係があるので変更は難しい」との答弁でしたが、その後今の答弁の形に変更されたというのが経緯です。今後もいろいろな問題が起こりうるわけですが、教育委員会のみなさんには「事業者との関係」よりも、子どもの安全や健康を第一にする姿勢で取り組んでいただきたいと思います。

質問2 「当日調理」の原則は守られるのか

次に、学校給食の調理については「当日調理」が原則とされていますが、川崎市の給食センターでは、事前に調理や食材の下ごしらえなどを行う予定はないのか、うかがいます。

答弁2

学校給食センターにおける調理についての御質問でございますが、
文部科学省の学校給食衛生管理基準では、調理過程において、給食の食品は原則として前日調理を行わないこととされておりますことから、切裁や加熱などの調理は当日に行っていきたいと考えているところでございます。
一方で、基準では、食品の検収・保管において、生鮮食品は、原則として、当日搬入するとともに、一回で使い切る量を購入すること、また、当日搬入することができない場合には、冷蔵庫等で適切に温度管理するなど衛生管理に留意することとされております。
このため、前日納品が想定される、タマネギ、キャベツ、白菜等の野菜類につきましては、外側の皮や葉を除去するなど、食品を衛生的に冷蔵庫等で保存するための下処理を、前日に行うことも検討しているところでございます。
こうした、検収・保管・調理業務に係る詳細な事項につきましては、安全・安心で美味しい給食を確実に提供するために、事業者との運営協議等において、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。

意見 効率最優先でなく、安全な給食の提供を

くれぐれも効率最優先でなく、安全な給食を提供できるように検討をすすめていただくようお願いします。

質問3 配膳室・配膳スペースは学校の状況にあわせて配置を

次に、各学校の配膳室について伺います。多くの学校で配膳室は1箇所のみの設置とされているようですが、大規模校では1箇所のみの配膳室では不十分だという指摘がされています。たとえば2棟に校舎が別れている大規模校に、配膳室が一つしかなければ、生徒にも先生にも大きな負担となってしまいます。配膳室を複数設置する学校はあるのか、どの学校か伺います。学校の希望や実情に合わせて、複数の配膳室および配膳スペースの設置をすすめるべきと考えますが、学校現場との検討状況を伺います。
また、各学校の配膳員の業務内容と学校ごとの配置人数、栄養士の配置状況などについて、現在の検討状況を伺います。

答弁3

中学校における配膳室の整備等についての御質問でございますが、
はじめに、学校給食センターより給食の配送を受ける中学校における、配膳室等の整備についてでございますが、整備にあたりましては、各学校の対象食数に応じた配膳スペースや配膳動線等を考慮し、料交どの調整の上、その配置や規模等を決定しておりまして、配送校48校のうち、工事予定のない川崎高等学校附属中学校を除き、今年度末までに38校の工事が完了し、来年度には残りの9校の工事が完了する予定でございます。これらのうち、普通教室の配置状況等から、配膳室を複数設置する学校は、西中原中学校、稲田中学校、西高津中学校など、 H校でございます。
次に、生徒への食缶等の受渡しを行う配膳場所についてでございますが、それぞれの学校によって、生徒数や校舎の配置等が大きく異なるところでございますので、各学校においてヒアリングや現地確認を行いながら、学校が安全かつ円滑に給食を運営することが出来る効率的な手法となるよう、配膳室に加え別途配膳場所を設けることも含め、検討を進めているところでございます。
次に、配膳業務等についてでございますが、配膳室から各教室までの食器、食缶等の運搬は、各学校における生徒の安全面を考慮した運用、指導のもと、生徒自身が行うことを基本としてまいりますが、生徒への受渡しなどについては、別途、配膳業務として委託してまいりたいと考えております。
委託業務の主な仕様といたしましては、コンテナの受領・配置や、パン・デザート・牛乳等の直送品の仕分け、食物アレルギー対応食の受渡し、配膳室の衛生管理業務等を想定しているところでございます。
また、配膳員の配置人数につきましては、配膳場所の検討と合わせ、学校と引き続き調整しながら、検討してまいります。
次に栄養士の配置についてでございますが、現在、自校調理方式の犬蔵中学校及び中野島中学校、合築校方式の東橘中学校に、各1名配置するとともに、はるひ野中学校は、小学校の栄養教諭の兼務発令により、対応しているところでございます。
学校給食センターの栄養士の配置につきましては、小学校や特別支援学校も含め、学校給食全体でのさらなる食育の充実が図られるよう、食育指導や食物アレルギー対応、給食管理等のあり方、教職員の役割等を踏まえ、実施までの間に引き続き検討してまいります。

意見 児童生徒の安全を確保し、多忙な教員の負担を増やさないような対応を

学校の状況や要望にあわせて、配膳室に加えて別途「配膳場所」を設けるとのことでした。生徒の安全を確保し、ただでさえ多忙な教員の負担をなるべく増やさずに中学校給食を実施するためには、学校の状況に応じた配膳室と配膳員の配置がカギと思います。現場の実態を良く聞き、対応することを要望して、質問を終わります。

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