片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党川崎市議会議員
活動レポート

福島視察ー浪江町の「安心して暮らせるやさしいまち」との看板を見て考えました

2016年4月28日

4月11、12日に福島県を視察してきました。県庁、相馬市と南相馬市、浪江町などをまわり、地震と津波・原子力災害の被災状況と被災後の復興状況や防災対策、再生可能エネルギーの普及などを学んできました。

今でも福島県の東日本大震災の避難者は、福島県内5万4千人、県外には4万2千人余、計10万人近くが避難生活をされています。衝撃を受けたのは渡部寛一南相馬市議の要介護の状況の話でした。南相馬市の要支援1から要介護3までの認定者は、去年12月までの4年10ヵ月の間にそれぞれ100人前後増加しているのに対し、要介護4・5の方は減少しているのです。いつも明るい渡部議員の「これは、介護度の高い人たちは今の南相馬では生きられないのが現実です」という言葉に、絶句してしまいました。

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「南相馬市の現況と復興に向けた課題」南相馬市復興企画部企画課作成より

渡部市議には、南相馬市と浪江町をまわって被災状況を説明していただきました。住宅などを除染した際の汚染土などの中間処理施設すら決まらず、「仮置場」に黒いフレコンバッグが大量に山積みされたままでした。ようやく立ち入りが解禁された浪江町は、家々が崩れ津波が押し寄せた5年前の3月11日そのままの状況でした。無人のJR浪江駅前にあった「海と緑にふれあうまち」「安心して暮らせるやさしいまち」「地域とともに 東北電力」の看板を見て、地震と津波に加えて、原子力災害まで生み出してしまった過ちを繰り返させないために、知恵と力を尽くさなければ、と決意しました。

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原発災害を経験した福島県は「2040年を目途に県内のエネルギーの100%を再生可能エネルギーに」という目標を持ち、再生可能エネルギーの導入拡大と、省エネを推進。2011年の21.9%から2015年には26.6%へと着実に再生可能エネルギー導入を進めています。全国トップクラスの補助水準で住宅用太陽光発電をすすめ、農業用のため池の上にソーラーパネルを浮かべる「フロート式太陽光発電」、温泉バイナリーなど地熱利用発電、浮体式洋上ウィンドファームなど風力、それぞれ意欲的にすすめていました。
大量のエネルギー消費地である川崎市が見習うべきは、原発災害を正面から受け止めて再生可能エネルギーの普及につとめることだ、思いを新たにしました。

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福島県「再生可能エネルギー先駆けの値アクションプラン(第2期)概要」福島県作成資料より

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